バイシャ拍手お礼小話
「行事編」
<就職>
ミア「新社会人になった管理人がHPを開始してすぐ8か月も事実上放置していたらしいな」
ナルナ「それなのに拍手してくださる方がいらっしゃったみたいですね」
ミア「ありがたいことだ。心から礼を言う」
ナルナ「新社会人といえば姫様には関係ない話ですね。王族の勤めがどうのって事で言えば生まれた頃から社会人といえばそうですし、別に職務を一生得るわけでもないといえば言えますし」
ミア「戴冠式があるわけでもないし、お兄様が王位を継ぐのだしな。でも関係ないとはいいきれんぞ」
ナルナ「どういう意味か俺には図りかねるのですが?結婚就職とか政略結婚が仕事だとかおっしゃられるつもりですか?」
ミア「トキヤと駆け落ちした場合は私も働かなきゃならんだろう。平民の収入は日々の食事にも困る者達がいるとカクウが言っていたからな。家を持てばゆくゆくは平民同士の社交場での礼儀も身につけないとな。ご近所づきあいは家内安全第一の法則とカクウが言う」
ナルナ「えっと、俺仕事が出来たんで失礼します」
ミア「今どうして切れ味を確かめた。剣を置いていけ」
<虐め>
トキヤ「拍手していただき真にありがとうございます。これを糧に俺は出来るだけ頑張って生きていきます」
ナルナ「そんなにしんどいのか仕事。柔な奴だ」
トキヤ「お言葉ですがね、中尉。表向きの露骨な虐めは無くなっても陰湿なのは続いとるんですよ。俺にだけ仕事の情報を回すのを極端に遅らせたり、休日の割り振りがおかしくて激務ばっかりだし、休憩時間が仕事の終りか最初の方に設定されてて昼飯も食えなかったり」
ナルナ「職場に馴染めんのは社交性が足りないからだ。虐められたくなきゃ周りにへつらって過ごせ」
トキヤ「ヘコヘコしたくてもスタートダッシュで殺意全開だったんですけど騎士団。中尉も含めてあわよくば俺の息の根止めたろうぐらいの心意気感じてたんですけど姫様親衛隊」
ナルナ「まぁ、職場が肌に合わないのは平民出身であることから不可避条件だったんだ。諦めて虐められてろ」
トキヤ「城下のみんな、俺に庶民の底意地をわけてくれ・・・・」
<逃亡中の奴ら>
トキヤ「拍手だけでもありがたいんですが、誰か俺を助けてください」
ノクシャ「突然何がどうしたんだ」
オルゴ「ション便したんにゃ、別にかまんけしてきぃ」
トキヤ「ふざけんなああ!!お前等この御者さんをどちらから拉致っていらしたああ!!」
ノクシャ「いや・・・路銀が尽きたし、トキヤは足怪我してるし」
オルゴ「って、ノクシャが困っとおけ丁度ええのがおるでぇって教えたったん。こんまま御者だけ縛って転がして馬車は頂き、サッサと逃走って寸法じゃ。完・璧☆」
ノクシャ「非常事態だ。うん、命に代えられないしな。森の中だ、御者が発見されるまで最低3日は保つはず。その間に馬車でそこそこ距離を稼げるはずだ。馬車の運転はなんとなく見慣れてるから任しておいてくれ」
トキヤ「元の場所に返してきなさーーーーい!!」
<2月のアレ>
カクウ「拍手ありがとうございます!暖寒と言われるこの季節、皆さんどうお過ごしでしょうか」
ミア「もうすぐアレの季節だな」
カクウ「アレ?あ、そうですね。そろそろ用意しておかないと義理に本命に、今年こそトキヤに邪魔されないよう緻密な計画をたてなくちゃ」
ミア「仮面に場所に制限時間にルールも決めないとな。今年こそ優勝して全員跪かせてみせる。去年はパチンコが不味かったんだ。1個ずつセットするのがまず手間だった」
カクウ「やはり乙女の聖戦ですもんね!姫様!!」
ミア「そうだな、なんでも1番を目指すのはロマンだとか誰かが言ってた。楽しみだな」
カクウ「バレンタイン!!」
ミア「仮面豆まき大会!!」
カクウ「・・・・・・・・」
ミア「・・・今、バレンタインって言ったか?」
カクウ「いえ、本当楽しみですよね豆まき大会」
ミア「絶対、バレンタインって言ったぞ」
カクウ「ちなみに仮面の部分が理解不能なんですが、なんで豆まき大会をエエ年頃した乙女が楽しみにしてるんですか」
ミア「もろに本音が出たぞ!だって私だって分かると、つい手が緩むってみんなが言うから、だったら敵が誰か分からないようにすれば良いってラキタスが」
カクウ「・・・まさか騎士の方々と豆まき大会を」
ミア「訓練所で毎年城の若手だけこっそり集めて、仮面を割れば勝つ集団サドンデス。優勝したら私が何かプレゼントの恒例マル秘行事」
カクウ「あたし知りません。なんですか、姫様はあたしをのけ者にしてたのですか。観戦くらいさせて下さいよ」
ミア「・・・・・・いつも鬼気迫る様子でチョコ作ってたから声かけにくかった・・・・・」