ライフオーバーマワラ族の青年アツシは変わり者だった。彼は眠りにつくと異世界でアカリという名の女性として目覚めるのだという。自分は男なのか女なのか、はたまた全ては夢なのか現実なのか。世界を跨いだ重複人生、重複トラブル。 科学の発展していない世界で作られたという『キメラ』を巡り、トラブルまでが世界を超え始める。これは草原の民の行く末を辿る物語り。 LO 1 ・この火の届く範囲だけがこの瞬間に在る世界だ LO 2 ・だが、誰もがそれを夢と呼ぶだろう LO 3 ・何でも手に入ると言われる商人の町ファシャバ LO 4 ・急に現れたと見える歴史のない技術 LO 5 ・狩猟と農牧で生活しているユクレイユ地帯の部族衆 LO 6 ・不可思議で受け入れがたい魔法の世界であるのは LO 7 ・マワラ族には罪子の立ち位置が分からない LO 8 ・唇を舐めて身を乗り出す姿に息を呑む LO 9 ・暗闇と炎の上を飛翔するトカゲに鈍りはない LO 10 ・罪人と呼ばれるにはあまりにも真摯な LO 11 ・やっと見つけた生きる目的のはずだった LO 12 ・<男>の意地で声は飲み込んだ LO 13 ・非道殺生というモラルなど全て捨て去って血に狂う LO 14 ・少しでも追っ手を減らさねばならない LO 15 ・異能者を殺せるなら、見世物になっても構わないと LO 16 ・マワラの集落にいた記憶 LO 17 ・クレーメンスの日記に記されていたのは LO 18 ・アカリは処刑場に向けて走り出した LO 19 ・マワラ族達は足りない帰郷者に誰もが表情を消した LO 20 ・最後の嘘だ<最終回?> おまけ 野球しようぜ・・・1 野球・・・2 野球・・・3 名前 → 握り締めた弓 → 脱落者 → 歪む夜 ・ノーディア 旅の続きは、また機会があれば ![]() |